ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

PV数稼ぎたいと思いだしたら終わり

「面白いと思う定型ってある?」

思い詰めた顔で尋ねる彼。なんでも、小説投稿サイトで連載中の作品が、PV上位に食い込んでいるそうです。コンスタントに投稿していたけれど、ネタ詰まりだとか。一緒に聞いていた彼女は、流行ったドラマの一節とか、昔読んだ本の一章節とか、アイディアを提供します。

「でも、それって書きたくて書き始めた文章ですよね?」

わたしが口を挟みました。頷く彼。

「じゃあ、書きたいように書くのが1番なんじゃないですか。書きたいように書いてきた結果のPV数なんだし」

 

「最近、ブログおもしろくなったね」

きのう先輩に言われました。リアルの知り合いにこのブログを読んでいる人なんていないと思っていたので、面食らいました。

 

ここ最近、わたしにしか書けない文章になったとか。ブログを始めて3年。たしかに、なにも変わらずただひたすら書き続けてきたつもりだけれど、暮らしのなかでは新しいことを始めたり、終わらせたり、また新しく始めたり。わたしは、同じわたしではありませんでした。ただ、その時々で書きたいように書いてきただけ。それは、変わりません。

 

なるほど。やっぱりそういうことじゃん。

そう思いながら、きょう読者数(このブログを日常的に読んでくれている人の数)を確認すると、ひと月前から2人減っていました。どういうことだよ。