ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

本日のタイプ音が大変喧しかったことを、この場にて謝罪いたします。

オリーブグリーンに爪を塗りあげて、ホログラムを右手の人差し指と中指、左手の薬指でキラキラさせていたら「いやー、偉いよね、綺麗にしてて。自分でやっているんでしょう」と褒められました。いや、褒められた気はしない。
偉いってなんだ。
人にやってもらってたらどうなんだ。
そういうとこだぞ、男性諸君。

 


今年の目標として掲げた女子力アップ。手始めにと目をつけたネイルは、今も続いていています。最初は申し訳程度に4、5本あったネイルカラーが、いまや店頭で「この色かわいい!でも家に似た色あったかも…?」と女子らしい悩みを抱えるまでに至りました。

 


はじめはワンカラーネイルで満足していたのが、2色あわせたりホログラムをいれたりドライフラワーを取りいれたり。
今週は、アッシュブルーに透け感のある空色を合わせたツートンネイル。重たい色を使いたかったけれど、夏がやってくるし晴れの日が続いているし爪先ばかり重たいのも気にくわないと考えた末、2、3年前に買ったきり、あまりに人離れした底抜けに明るいブルーで、使うのをためらっていた空色が目に入りました。

 


週に1度のこの時間を、愛しています。
さらには、それをまとっている間こそ、気分が上がって足取りが軽く、良いことが向こうから勝手にやってきそうな気さえするのです。そこには、義務感とか使命感とか、億劫な気持ちはまったくなくて、いわば、ご機嫌な自分を保つため、時には、足踏みする自分の背を押すために、爪先を彩るのです。

 


身だしなみを整える礼儀とか、定期に手をかける面倒とか、そういう次元の話じゃないの。

 


…でも、今日のわたしのタイプ音は本当に喧しかった。あまりに目論見通り綺麗に仕上がったネイルが、パソコンのキーボードを打つたびに映りこむものだから、調子に乗ってしまいました。この場で恐縮ですが、謝罪いたします…。