ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

プロ

「プロって、どこからがプロなんだろうね」 最近、プロの方にお話を伺う仕事をしています。家電のプロ、カメラのプロ、寝具のプロ。物事を極めた方のお話は興味深く、お話しくださる姿は堂々としてかっこよいものです。わたしにとって彼らは“プロ”以外の何者…

だからわたしは恋人ができない

朝起きた瞬間から、もうダメだと思いました。 すべてが無駄で、もうこれ以上頑張っても、未来は何ら明るいはずがないと思いました。どこかのなにかで、朝起きてすぐの感情が絶望であればそれは鬱だと読んだ記憶があります。ならばもう、朝目覚めて布団から身…

ボールペンを1本だけ

荷物は少ないほうです。スマホ、財布、化粧ポーチ、イヤホン、鍵。これらがあれば事足ります。化粧ポーチが入らなければ、鏡とリップとリップブラシだけ。身軽でお手軽なカバンの中身。でも、今後は1つ仲間入りさせようと思います。ボールペンを、1本だけ。 …

尊大な自尊心

わるいことがありました。いいことがあればわるいことがあります。 どうしてわるいことと思っているのかを考えます。お金を騙し取られたわけでも古くからの友人に裏切られたわけでも大好物を盗み食いされたわけでもありません。わたしはなにも失っていない。…

ひらける

「きっと、ひらけるよ」 彼女は言いました。なにをさして「ひらける」のかわからず、 「え?」 と聞き返すと、彼女はしごくまっとうな顔で 「あいちゃんの道が。今よりもっと良くなるよ」 と言いました。 部屋を契約しました。田舎の一軒家シェアハウス(一…

いいことがあったので

いいことがありました。めちゃくちゃにうれしかった。ここ最近、孤独に頑張ってきたことがいっぺんに報われた気持ちになりました。いいことがあった、そう言うに他なりませんでした。 いいことがあったので、母に電話をしました。バタバタしているときは後回…

27歳田舎ぐらし女子のモーニングルーティン

「27歳女子のモーニングルーティン」 この文字面で、どのような想像をするでしょう。朝起きて、軽い朝食を食べて、化粧をして、髪をセットして。そんな白く細い額縁で彩られたリリカルな暮らしを想像するでしょうか。パンの焼けるにおいと香水の香りをまとっ…

ゆきむし

2022年、10月2日、午後5時。 今年はじめての雪虫を観測したことを、ここに報告いたします。 仕事がひと段落しました。休日に朝から晩まで働いたこともあり、なんだか放心状態で半日。かろうじて昨日の飲み会の残骸を片付けて、冷蔵庫のなかでカビを生やしか…