ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

インプット期間

おひさしぶりです。

一年半のブランク、いろいろありました。

フリーランスになって苦節の末にようやく会社員並みに稼げるようになったり、稼げるようになったと思ったら大口顧客の契約切りにあって収入が半分になったり、じゃあここからもうひと踏ん張りというときに調子を崩してベッドから起き上がれなくなったり、心療内科のおじいちゃんと哲学みたいな話をしたり、実家に強制送還されて1年間、飼い犬と寝ているだけの生活を送ったりしました。

その結果、いまは、フリーランスを辞めてごりごりの会社員になったわたしがいます。

心療内科のおじいちゃんは、わたしが実家に強制送還を食らったとき、実家の近くの精神科に紹介状を書いてくれました。実家近くの精神科は総合病院のなかにあったので、待合室には常に人が溢れていたし、カウンセリングも綿密で、血液を採られたりや脳みそを撮られたりしました。さまざまな検査の末、ようやく主治医と名乗る彼と向き合ったとき、彼の手にあるバインダーに、おじいちゃんの字で「うつ病」と書かれた紙切れがはさまっているのを見ました。

わたしは、うつ病でした。

そんなこんなで、1日中、犬と寝ていないと生きれない病に侵されていました。とはいえ、最もこたえたのは、生産性のない暮らしでも、思考力の停止した脳みそでもなく、文字を書けなくなった自分でした。

誰かが言いました。

「いまは、アウトプットのしすぎじゃない?じっくり待って、映画を見たり本を読んだらしてインプットを重ねれば、じきにアウトプットしたくなるときが来るよ」

その言葉はやけに大きな存在感で、わたしの心を温めました。その言葉を受けとってから、もう半年以上が経とうとしています。

わたしは、また、ブログを書いています。