ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

ダイエット

良い記事を読みました。北海道新聞夕刊、お笑い芸人のバービーさんが書いていました。

バービーさんといえば、テレビで見かける自由なお笑い芸人というイメージ。最近、北海道の地元地域や女性の生き方についてあげる声が聞こえていました。でも、じっくりとその文章を拝見するのは初めてでした。

 

ダイエットに勤しみ、体型と向き合う過去の自分を振り返り、これからを生きる女性にとっての尊厳と自由を考える文章。高校時代を「自分の価値と他人からの評価の境界線が分別つかない時期」とする表現が印象的でした。

 

わたしも、ご多分に漏れずダイエットをしています。きっと、日本に暮らす女性という女性の少なくとも6割は、いまこの時をダイエットとともに生きているでしょう。体重を落としたくてヤキモキしているでしょう。わたしなんて、何年前からダイエットしているか知れません。でも最近は、「体重を落とすダイエット」ではなく「体型を整えるダイエット」をしています。健康第一。食べて運動して引き締める。そのために、過度な食事制限をやめて筋トレをはじめました。

 

時流でしょう、ありのままの身体を認め愛する「ボディポジティブ」が盛んに叫ばれています。でも、体型に限らず、自分が自分を認め愛するのは簡単なことではありません。それを支えてくれるのが、バービーさんをはじめ、「ボディポジティブ」を発信する方の言葉であり笑顔であると感じました。

 

わたしも、なかなか減らない体重計と睨めっこすることがあります。いえ、体重計に乗るたびに睨めっこです。けれど、憂鬱になる前に彼ら彼女らの言葉と笑顔を思い出すのです。

 

さいごに。

バービーさんは、文章終わりの記名を(お笑い芸人)とされていました。飾らない彼女の意思を表現するようで好ましく、文章の主張も相まって、これまでよりずっとぐっと好きになりました。

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