なんでってなんで
「えっなんで!?」
会うひと会うひと、驚かれます。その反応が面白くて、にやにやしています。
髪を切りました。
小中とショートヘアで、高校生から髪を伸ばしはじめました。スカートを1着も持っていなかった小学生時代の反動か、女の子らしい格好に憧れが強くて、高校から伸ばしはじめた髪はパーマをかけたり縮毛矯正をしたりしながら、27まで常に肩甲骨以上の長さがありました。
最近、オンライン授業を受けていて、そこに映る自分を見て、
「もしやわたし、ショートも似合うのでは???」
と思ってバッサリ切りました。首筋がすっきり見える前下がりショート。顔まわりの1番長い髪も、顎につくかつかないかくらい。ぐるっと20センチ強切り落とされた髪の毛は、小型犬といわれてもわからないくらいのボリュームでした。
「なんで切っちゃったの?」
それ以来、会うひと会うひとに言われます。
でも、切りたいと思ったから切ったので、これといった理由がありません。どうしてバッサリと髪を切ることに理由を求められるのでしょう。ロングヘアのとき、長さを整えてもらいに美容室へ行っても「なんで美容室へ行ったの?」とはきかれなかったのに。
まあ、あれだけ髪を伸ばすには時間がかかるし、髪は女の命なんて言葉もありますから、これだけバッサリと髪を切り落としたわたしは、一般的に見て「何かあった」のかもしれません。そこでわたしが
「ショートヘアも似合うと思って」
と答えると、なんだか腑に落ちないような、鼻で笑うような顔をしないでほしいと思います。本当のことなんで。
あと、男性はあからさまにテンションを落とすのをやめてください。男性にはロングヘアのほうが人気、という定説は本当なのだと、皆々様の表情から知ったのでした。