ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

2度の引っ越し

2022年、2度の引っ越しを経ていまの8畳1K日当たりサイアクルームに落ち着きました。

 

今週のお題「買ってよかった2022」

 

まさか1年のうちに2度も引っ越しをすることになろうとは、当のわたしも思っていませんでした。できることなら1つところに落ち着いて、目の前のものにじっくりと向き合いたかったけれどそうはいかず、終始バタバタとしていた2022年。でもそれこそが、わたしの2022年をあらわすにふさわしかったような気もします。

 

引っ越しは業者に頼らず、父にお願いしました。実家があるのは北海道太平洋側。わたしが暮らす北海道の左上とは車で5時間の距離です。ふだんは離れて暮らす父と1泊2泊をともにして、家のなかのものをごっそり運び出し、新居に据えました。

父は大きな家具をすっかり解体して、運びやすいように部屋の隅に寄せます。わたしが衣装ケースを2つ3つ運んでいるうちに玄関に山積みの段ボール箱をすっかり車に納めました。新居でああでもないこうでもないと配置を考えている間に、洗濯機を洗面所に設置してテレビの配線を整理します。「ここに物干し竿がほしい」というとホームセンターで材料をそろえてあっという間に取り付け、「水道の立て付けが悪い」というとたいそうな工具箱を持ってきてあっという間に直しました。夜、お世話になっている居酒屋に連れて行くとマスターと意気投合して、わたしと2人で飲んでいるときには見せない顔で笑いました。

 

これがわたしの、2022年の思い出です。2度もの引っ越しは予想外。でもふだんは離れて暮らす父と1泊2泊をともにして、ふだんは見ない顔を見れたのはよかった。滅多に思ったこともないけれど、お父さんってすごいなと思いました。父ももう50代半ば。つぎの引っ越しは、さすがにお願いできないかもしれません。部屋をすっかり片付けて、父が「それじゃあ帰るわ」と車に乗り込んだとき、ちょっぴり寂しい気がしました。