ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

ただ恐ろしや人ってば簡単

朝目を覚ますと、頭の中で一曲流れています。邦楽の日もあれば洋楽の日もあるし、ロックの日もあればバラードの日もあります。普段、自分でつくったプレイリストをテレビ以上に愛用しているので、音楽が染みついて脳に自動再生機能が備わったのでしょう。人間ってすごい。

 

でもその日は、起きた瞬間に流れた曲を一杯の水道水と一緒に飲み干してしまって、仕方がないので音楽再生サイトで「おすすめの曲」にあがってきたものを選びました。その歌詞やメロディや底抜けに明るいボーカルの表情に、ホッとするような背中を押されるような、胸をじんわりとあたためられるような感覚がありました。
だから、3ヶ月ぶりに文章を書きました。

 

随分ひさしぶりの更新です。
気分の乗らない日が続いて、でもその原因は明らかで、「とりあえず現状維持様子見」という答えが出ているのに、やっぱりモヤモヤして。そこにきて、『やればできるからやりたいことやれ』みたいな実業家とか、『人生すべて楽しい』みたいな先輩とか、『いつまでそこにいるの?』っていう仕事を辞めた友だちとか。これじゃいけない、わたしもそっちへ行きたいと思うのに、足が重たくて動かない。まあそもそも動かす必然性はないのだけど。とりあえず今日を速やかに終わらせて寝るか、という日が続きました。

 

だから『教えてよ、人は何故「幸せ」と追いかけっこしてるの?彷徨えたら楽だろうな』なんてスルンと歌うその曲に、心打たれたのかもしれません。
『「不安ばっかの人生悪くもないよ」と言ってみるんだ』と背中を押された気持ちになったのかもしれません。

 

わたしはやっぱり、文章を書くことが好き。それが現状解決に直結しないにしろ、やりたいこと、ワクワクすることといえば、こうして言葉と遊ぶことなのだと思いました。

だから、3ヶ月ぶりに文章を書きました。

 

『遣る瀬無い日々だからこそ笑おうか
さぁ泣いてもメゲても良いから
まだまだ行こうか』

 

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