ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

人間っていいな。

お正月は実家に帰りました。

 

身内で最年少の従弟が今年、大学院に進んで資格を得たいらしいと祖母の話。そういえば、身内中で資格職でないのはわたしだけだなとぼんやり思い、それを実家で話したら「1番良い学校に行って1番学費がかかったのに1番よくわからん仕事をしている」と盛り上がりました。笑っちゃうな。

 

大学時代は3日に1回は朝昼晩いずれかの食事をともにしていたのに、いまでは半年に1度会えれば良いほうの友だち。半年前に会ったときはケロッとしていたのに、一変して年齢的な問題にあれこれ焦っていました。それ、半年前に全部わたしが言ってたことだからな。君は笑い飛ばしてたからな。なんとかなるよ。

 

久しぶりに家族女性陣で買い物へ。母と妹は一緒に暮らしているので日常ですが、わたしにとってはお盆と正月に限る一大イベントです。でも、なんだか息があわなくて、気を張るより大人しく、付かず離れずいるのが得策と学びました。家族と言えど違う人間、離れて暮らせば顕著だね。

 

成人式ぶりのメンバーで新年会。中学時代の仲間で、当時と住む場所もやっていることもバラバラで、女性陣は揃って大人っぽく女性らしく、みんな本当に綺麗になっていました。でも男性陣は雰囲気も話し方も話す内容も、あげく見た目もさほど変わりなくて、可笑しくなってしまいました。オール明けラーメン締めは、これっきりだぞ。

 

父が、好きなテレビ番組(しかも再放送)を録画して見ていて、わたしも何とはなしに見ていたけれど、トイレやらキッチンやらに立つたびしっかり巻き戻して1秒も見逃さないようにしていました。それ、わたしと妹が小学生のころにやってて、おかあさんがうんざりしてたやつじゃん。しかも、正月明け実家から帰ると「見逃したから録画しておいてくれ、いつか留萌に見に行くから」と電話。普段めったに電話なんかしてこないくせに。

 

最近、プライベートでこれほどの人と時間を共有することがないので、なんだかフワフワと不思議な気分。友人知人年代問わず、人と関わると新たな発見や自分を揺さぶられる衝撃があって面白い。人間っていいな。