わたしがわたしのご機嫌を保つために
医学研究によると、陽の光は気分の変化や認知機能をつかさどる扁桃体、海馬に影響を与えるために鬱病をはじめとする病気の予防に効果的だそうです。
意識しているわけではないけれど、個人的なライフハックとして窓にカーテンを引かず生活しています。いわば、わたしがわたしのご機嫌を保つために。
自分で自分のご機嫌を保つことは、大人として重要要件であると思います。
社会的な関わりをもってそこに生きる意味を見出すならば、いついかなる時でも最善を尽くした自分であるべきです。ただでさえ最善を脅かすストレスが所構わず降りかかってくるのだから、せめて自分は、自分をご機嫌にする方法を知っておいてあげるべきです。趣味をもつとか、たっぷり寝るとか、綺麗に着飾るとか…そのひとつに、わたしは「太陽を浴びる」という方法をもっています。
先週末、すっきりと晴れた休日でした。
ドライブもいいし、太陽のもと惰眠を貪るのもいいし、温泉に行って身を清めてくるのもいいし、何をしても正解のような休日でした。
わたしは、平日に起きるよりちょっと遅くにベッドから這いだして、部屋の中の細々とした平日の名残を順々かたづけました。たまった郵便物に目を通して、取れかかったシャツのボタンをつけて、開け閉めの度にゴシャという引き出しの中を整理し、アクセサリーの飾り立てを作りました。
わたしはわたしのご機嫌をとる方法を心得ているつもりだけれど、実はもっと、わたしはわたしをご機嫌にできるのかもしれません。「晴れた日の部屋のかたづけ」は、その一つとして、先日新たに加えられたのでした。
