ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

秋の空

毎日、晴れを祈っています。

2ヶ月かけて企画したイベントが、いよいよ今週末開催です。けれど、天気は曇りのち雨。延期日程も設けていますが、なんとしても今週末に開催したい。毎日、晴れを祈っています。

 

まず、実家のおかあさんに電話をしました。おかあさんは霊感があるほうで、たまに不思議な話をしてくれます。そのためなのか、単純に母強しなのか、彼女に「祈ってて」と言うとたいてい叶う気がしています。「あなたたちは運がいいから、きっと大丈夫よ」その言葉だけで、ずいぶん強い気持ちになります。

 

企画メンバーと天気の話をします。「てるてる坊主つくるかあ」と毎日言うメンバーの家には、いま一体いくつのてるてる坊主が下がっているのでしょう。案外、ひとつもぶら下がっていなかったりして。

 

まわりの友だちも、上映会の開催を知って声をかけてくれます。でも天気が悪いんだと言うと、わたしの顔色が思った以上に曇っていたのか、背中をさすって応援してくれました。「当日は行けないけれど、わたし、神社にお参りに行くよ」なんて良い友だちなんだ。

 

不安が募りすぎて、お世話になっている居酒屋のカウンターで相談しました。ご主人や相席したお姉さんが、大丈夫大丈夫!と励ましてくれます。「終わってみたら案外あっさりしているんだよ、そういうもん。あんまり気に病まないで」そう言ってお姉さんが注いでくれたお酒のおかげで、わたしはその日、よけいな心配をせずぐっすりと眠れたのでした。

 

毎日、晴れを祈っています。

みんなが毎日、晴れを祈ってくれています。

だから、いい加減晴れようよ、なあ、秋の空。

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