ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

起きて半畳寝て一畳、天下とっても二合半

1LDKの部屋に住んでいます。家賃が手頃で立地もまずまず、もったいないくらいの部屋です。そう、もったいないくらい。

 

大学3年生のとき、妹が引越してきました。進学のために、わたしより3年遅れて実家を離れる妹。家賃も浮くので2人暮らししようということになりました。それまでわたしは1DKの部屋に1人暮らしをしていて、1DKといっても1部屋とダイニングをぶちぬいて10畳という1Kに近い物件だったので、2人で暮らせる部屋を探すことになりました。

それなりの広さで、駅に近く、はじめて都会暮らしをする妹のために、進学先から近い物件。そうして決まったのが2LDKの洋室でした。2部屋あるからそれぞれで使おうと内見に行くと、1部屋にはきちんとした引き戸があるものの、もう1部屋に開け閉めできる扉がありません。まあいいかと、引越しました。

 

そうして、妹は引き戸のある1部屋を使い、扉のないぶちぬき1部屋はリビングにして、わたしはどこで寝ていたかというと、リビングにあったウォークインクローゼットでした。ウォークインクローゼットといってもじゃばらカーテンで仕切られただけ、棚もハンガーラックもない収納スペースだったので、ベッドとカラーボックス、衣装ケースを置いてちょうどでした。それはまるで、起きて半畳寝て一畳。いえ、もう少しありましたが。

 

だから、1部屋プラスリビング、しかもダイニングにキッチンまでついているいまの部屋は広すぎます。けれどここ以上に家賃が安く、勝手の良い部屋もないので、引越しの予定はありません。起きて半畳寝て一畳、天下とっても二合半。せめて二合半のラインは越えないでおこうと思います。

 

今週のお題「間取り」