ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

悪くないプレゼント

なにが1番喜ばれるでしょう。

出会って日は浅いけれど、特別な日を記念してプレゼントをあげたい人。

大げさなモノをあげて趣味をはずしていたら迷惑でしょうし、食べ物や飲み物なんかじゃ味気ない。もらって嬉しくて、かつ重荷に感じさせないモノ。

同世代の同性ですから、端的なところわたしがもらって嬉しいモノは、彼女ももらって嬉しいはずです。ならば、ちょっぴり贅沢でふだんなかなか手が出ないけれど、ずっと気になっていたモノがいい。

 

そうして選んだのは、ドラッグストアで売っているちょっと良いパック3種類。ふだんなかなか手が出ないけれどずっと気になっていて、3種類あるからつけ比べるのも楽しいはずです。

さて、ラッピングサービスなんてあるはずもないドラッグストアですから、ラッピングしなければなりません。

棚の奥で眠るラッピングセット。大小サイズさまざまなクリアバックに、色とりどりのリボン。しっかりした箱にパッケージングされたプレゼントは、3つもまとめるとなんだかかたい印象です。ピンクの不織布でくるんで、大きめのクリアバックに入れてみます。口を綺麗にたたんですぼませて、仕上げに赤のリボンで蝶々結び。完成。

 

こうして、相手のことを想ってプレゼントを買い、自分の手でラッピングしたのは実に高校生ぶりでした。大人になってからというものプレゼントを贈るとなれば、しっかりとしたお店でプレゼント用のプレゼントを選んで「ラッピングしてください」「袋はこれで」「リボンはそれ」「はい、ありがとうございます」という具合にすんでいました。たしかにその方が、見目よくプレゼントらしいプレゼントが渡せるのだけれど、こういうプレゼントも悪くない気がします。明日、彼女に会うのが楽しみです。