ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

推し活

天候、晴れ。

気温、そこそこ。

コーディネート、良し。

お化粧、ばっちり。

推しに会いに行きました。ふだんは東京で小規模イベントを開催する彼らが、北海道に来るといいます。車を飛ばしてザッと5時間、喜び勇んで駆けつけました。

 

好きなひとに会えるのですから、お化粧に力が入ります。明るい印象にしたくてオレンジをチョイス。とはいえ、あまり色を重ねては派手です。煩くない程度にシャドウやチークをのせて、あとはラメで上品に。外すことのないマスクの下も、主張しすぎず、かといってつややかでしっかりと色の残るリップを1、2、3往復させました。

夏服に衣替えしたばかりのタンスをひっくり返して、服を選びます。毎年大きな変化なんてないのに、どうして毎年、最適なコーディネートを忘れてしまうのでしょう。 比較的新しい、黒のワンピース。身体のラインを綺麗に見せてくれる、これで決まりです。

アクセサリー、バッグ、靴を選んで、準備完了。鏡の前で右、左と顔を傾けて、にんまり。

推しに会いに行く日に、自分史上最高レベルでキマるなんて、わたしはどんなに高い徳を積んだのでしょう。まあその徳も、きょう推しに会えるということと、そのために史上最高レベルでキマったということで消費されるのでしょうが、その対価なら安いもの。

 

どんなイベントになるでしょう。

画面越しにしか知らない推しは、実際会ったらどんな感じなのでしょうか。

推しに会えたら、なんて言えばいいでしょう。

好きです。応援してます。いつも元気もらってます。

推しは、どんな反応をしてくれるでしょうか。

 

そんなことを考えながらイベントへ行き、イベントを楽しみ、イベントから帰ってきました。正直、あまり記憶がありません。ただ、推しと一緒に撮ってもらった写真のわたしが、これ以上ないほど満面の笑みでした。写真越しのわたしが幸せそうなだけで、いまのわたしが幸せです。それで良い気がしました。

 

推しに会えたこと。

推しに会えた日に、化粧もコーディネートもばっちりキマったこと。

わたしが、幸せそうだったこと。

今週のお題「最近あった3つのいいこと」