ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

「休む」をする

最近、「休む」をするようにしています。実は、今年春からほぼ休みなく動きつづけていて、それは将来の夢のためだったのだけれど、蹴躓き、どうにも上手く起き上がれず、ずるずると地を這うような生活が半月ほど続いたので、こりゃいかんと思い「休む」ことにしました。将来の夢の顛末は、いずれまた書きたいと思います。今はそれを書くこともできないほど、ちょっとやられているのでした。嬉しいことも悲しいことも腹の立つことも文章にしてきたわたしにとって、これはちょっと重症でした。

 

仕事には行きます。朝きちんと起きます。ただ、就業後と土曜日と日曜日は、不安なことを一切考えず、楽しいことだけをして、安心して眠るのです。蹴躓いた傷が疼き、将来の夢がなんとも言えない顔でこちらを見て、期限付きのあれやこれやが差し迫ってくるけれど、「休むぞ」という強い気持ちをもって休むのです。

 

わたしは夕勤なので、朝10時に家を出て、夜19時に帰途へつきます。寝るのはだいたい24時。その間、いったいわたしは、1人きりの部屋で何をすれば良いのでしょう。家事は疲れてしまうし、映画は手持ち無沙汰だし、読書は活字を追う集中力がないし。でも何もしないでいると、奴らが追いついてきて、わたしを不安の最中に落としこめます。それだけは避けねばなりません。そう考えながら夜道を歩くと、決まって足はコンビニに向き、安くてアルコール度数の高いお酒を数本買って、そのまま煽ってしまうのでした。お酒を飲むことが楽しいかと言われれば、そうでない気がします。美味しいから飲むというわけではないし、ダイエットしたいし、翌日に響いたら馬鹿みたいだし。ただ、お酒以外に、不安なことを一切考えず、安心して眠る術をいまのわたしは持ち合わせていないのです。

 

果たしてわたしは、きちんと「休む」ことができるのか。もうしばらくは、「休む」をする暮らしが続きそうです。