ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

冬のおでかけ

Googleマップの予測時間、プラス1時間。

Googleマップはずいぶん優秀で、たいていその指示に従えば予測された時間どおりに到着するのですが、冬場はそうもいきません。特に、街中を通る道は車が多く、みんなそろそろ運転なので、プラス1時間みておいたほうが懸命。

そうなると、きょうは午前8時に家をでなければ。

 

冬の早起きはひと苦労です。目覚ましがけたたましく鳴っていても外は暗いものだから、なんだかさっぱり起きられません。一人暮らしをはじめて10年目になろうとするこの頃、ようやく「部屋があたたかいと起きるのが幾分か楽」ということに気付きました。幾分か、というだけで、なかなか起きられないことには変わりがないのでご注意ください。

 

きょうも、目覚ましが鳴ってからたっぷり1時間かけて布団から這い出ました。1時間分のバッファを設けている、というのが起きられない一因である気もします。

陽が昇るまえの部屋の電気をつけるのは、不思議な感じ。夜の延長線上にいるような、朝を先取りするような、暗いまま陽の光を待ちたいような、そんな気持ち。でも、悠長なこと言ってられません。

身支度を整えて、荷物をチェックして、玄関を開けると、おや、昨夜の雪はやさしかったようです。車にかかった雪を軽く払って、エンジンをかけて、高規格道路に乗ってしばらく行くと、あたり一面まっしろ。春から秋には田んぼのあったところですが、冬は冬眠に入るので、白く静かな雪原が広がるのでした。雪景色をすっかり包むように、向こうで木々が、雪をつけて重たくかしいでいました。よほど寒かったのでしょう。樹霜よりも立派な、でも樹氷よりもおだやかな、静かな森がありました。冬の、楽しみな景色です。

 

冬のおでかけは支度にも移動にも気をつかいますが、それほど嫌いではありません。

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