ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

気持ちを言葉に

この気持ちを言葉に残しておこうと思います。きっと、現在と未来のわたしのためになるはずだから。

 

メンタルヘルスケアには自信があるほうです。大学では心理学を学んでいたのでメンタルヘルスのなんたるかは理解しているつもりだし、どん底だと思ったところから何度も這い上がってきました。落ち込むことも後ろ向きになることもあるけれど、自分の力で立ち直ることのできるタイプの人間だと思っています。

 

でも、今日、学生時代ぶりのいわゆる「お祈りメール」を見たとき、あの日のわたしが急にやってきて、わたしの心の真ん中でどっかり横たわったのでした。

大学3年生の3月、はじめての就職活動で思ったような成果を得られず我を見失っていたとき。これで良いのか、なにをどうすべきなのか、自問自答を繰り返していたある日、リビングのソファの上に横たわってさんさんとふりそそぐ太陽の光を浴びながら、自分の意に反して、まったく起き上がれないことに気づきました。今思えば、鬱病の一歩手前、いえ、鬱病だったのかもしれません。リビングのソファで横たわっていたわたしは、それでもあいかわらず就職活動に翻弄され、そうして合間に旅に出かけたりするうちに、いなくなっていました。だから大丈夫と思っていました。でも、完全に消え去ったわけではありませんでした。いま、わたしの心の真ん中でどっかり横たわり、太陽や明かりのない薄暗がりのなか、ぎゅっと身体を丸めています。わたしはその存在を認めながら、明日から、ちょっと、旅に出ます。

 

こうして言葉にすることが、現在のわたしの気持ちの整理になるでしょう、

こうして残しておくことが、未来のわたしの支えになるかもしれません。

だから、この気持ちを言葉に残しておこうと思いました。