ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

楽しむ人

先週末、はじめてsupをしました。Stand Up Paddleboard、略してsup。日本海に面して立派なダム湖もある北海道の左上は、絶好のsupスポットです。国道を走っていると海にぷかぷか浮いている人の姿が見えて「初めてのことにはとりあえずなんでも挑戦したい」病を抱えるわたしは、どうしたら体験できるだろうと心躍らせました。

 

先々週末は、はじめてサウナに入りました。湖のほとりでテントサウナを設営する湖サウナ。サウナブームにある近年ですが、わたしはまったく、その魅力を知らずにきました。暑さをじっと我慢して、と思ったら急に冷やして、何が楽しいのだろう身体に悪くないのだろうかと遠巻きに眺めていました。

 

supも湖サウナも楽しかったです。最高の気分でした。わたしの知らない魅力があり、それに触れられたことが嬉しかったです。それは、楽しみ方を教えてくれたひとのおかげでした。

「泳げるなら大丈夫!」と言ったきり、何を言うでもなくすぐにボードを海へ浮かべてしまったsupのインストラクターさん。

「こうやるんだよ!」と玉の汗を身体中に浮かべながら、テントから飛び出し湖へ駆けて、勢いそのまま飛沫をあげる先輩。

彼らの楽しむ姿が最高に楽しげで、わたしもまた、自分なりの楽しみ方を見つけることができました。

 

何事も楽しみ方を知るのが大切でしょう。基本を学んで仕組みを理解しようとも、それをめいっぱいに楽しむひとの笑顔には勝てません。楽しそう、というその気持ちだけで十分な原動力になります。

バランスを崩してsupからひっくり返ったときの鼻奥がツンとする感覚。

湖に飛び込んで口に感じる真水のようでそうでない生臭い味。

それすらも、彼らが「ね!楽しいでしょ!」と笑うから、楽しい気がしました。またやってみたいと思いました。

 

楽しむ人。楽しみ方を教えられる人。

そういう人でありたいと思います。

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