ほとほとの煮物

お口にあうかどうか

感謝して生きる

「女の人はな、時刻表が読めないんだ」

国鉄職員だった祖父が、母に言ったそうです。列車の発着時刻を聞いてくるのはいつも女性だと。だから、時刻表が読める女性は稀で、デキる女だと。母はそれを聞いて、少しムキになって時刻表の読み方を覚えたとか。でも、わたしなら。

 

この3・4日、JR職員さんにお世話になりっぱなしです。

電車で出張に出ました。どうせなら安い電車に乗りたいと思って窓口に相談に行きました。なるべく早くついてなるべく安い電車をと言いたい放題言うわたしに、懇切丁寧に乗り換え路線を解説いただき、より安く切符を購入する方法としてネット予約を教えていただきました。

翌日。ネット予約がうまくできず、再び窓口へ。

さらに翌日。購入手続きがうまくいかず、またまた窓口へ。

さらにさらに翌日。電車に乗ってみたら乗り換えを間違えて、半ばパニックで車掌さんのもとへ。

みなさん快く、温かみある対応をしてくださいました。親身になって話を聞いてくださり、的確なアドバイスをいただきました。本当にどなたも最高の対応で、出張先のお土産を配り歩きたいくらいです。

 

素敵な対応に、感謝して生きる日々。だからわたしは思うのです。女性は時刻表を読めないんじゃない。読む努力をせずとも必要情報を得られる最短ルートを知っているのだと。こう言うと職員さんを利用しているようですが、そのぶん日々感謝して生きていると思います。ありがとうと言っても言いきれないお礼を、ほかの誰かに対する行いで還元していくのでしょう。

 

「でもそれ、クセになるから気をつけなさいよ」

母が言いました。まあ言い換えれば、打算的で人に甘えた生き方です。肝に銘じます。自分のことは自分で。反省。